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この就職難な時代、
惑星最大手である警備会社「ガーディアン」に、
見事採用された、アイボとアフロ。
採用資格は、イチローを打ち取ること。(わかる人だけでいい)
研修を終え、社宅のあるコロニーの、ロビーに集合した二人。
やる気に満ち溢れる、新企業戦士たちは、
コロニーのリニアラインに、「SEED」が出没するという噂を耳にした。
「SEED」とは、
なんかよくわかんないけど、人類の敵であり、
この「SEED」から人々を護るために、わが社は存在し、
とどのつまり、彼らが居なくなれば、我々はオマンマ食い上げであり、
程ほどに退治するべき脅威なのだ。
コロニーの平和は僕たちが守るッ!
などとは思わず、理由もなく踊り始める、職務怠慢な二人。
合言葉は、
「俺がやらねば誰かやる」
あ、領収書ください。
さて、このダンス。(ロビーアクション:ダンス)
人の多いところで踊り狂ってると、
たまに、ノリのいい人たちが連鎖しはじめる。
そうなると、それはそれで非常に楽しいのだが、
キーを押しっぱなしで踊り続ける仕様のため、
その間、チャットも何も出来なくなり、
止め時が見極められず、いつまでもダンシング地獄が続いてしまうという、
諸刃の剣。
このように、下手にシンクロしてしまうと、
「先にやめた方が負け」
みたいな空気が充満してしまうので、
やりすぎには注意しよう★
この時もオッサンはムキになり、
このアフロにだけはもう負けられないと、
ボタンを固定して本を読んでいた。
どちらが先に根を上げるか。
10分でも、20分でも耐えられる自信はあったけど、
さすがに30分を超えたあたりで、
まだ踊り続けるアフロに、ちょっと恐怖した。
このままにして、風呂にでも入ってこようか。とか思ったが、
さすがにそれはやりすぎかな?と、少し大人になった気分で、
そう、わざと負ける感じで、このダンスバトルに、
オッサンの方から、終止符を打った。
が、オッサンが踊りを止めても、さらに踊り続けるアフロ。
「俺はまだまだイケルぜ?」的な気持ちをアピールしてるのだろうか。
なんの呼びかけにも反応しないアフロ。
もう踊る体力のなかったオッサンは、
その日はその場をあとにした。
後で聞いた話では、
奴もオッサンと同じくボタンを固定して、
寝ていた
らしく、
ああ、何をやっても、もうこのアフロには勝てないな。
と、アイボは心に植えつけられた。
このように、常に自分より格上であることを、
思い知らせることが、犬の上手なしつけ方であり、
今日も惑星間に、負け犬の遠吠えがこだまする。
「交通費って経費で落とせないんですかー!?」